干潟について考える。

ここ数年、子供と野鳥観察をするようになってから、街を歩いているときでも鳥の鳴き声に耳を傾けることが多くなった。季節によって都会にもいろいろな鳥たちが飛来していることを知るようになった。この時季我が家の前のビルに巣を作っているツバメ達。

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ツバメが人目につきやすい場所で営巣するのは、人間をガードマンにしてカラスなどを近づかせないようにするためである。とは言うものの、周辺に巣材となる河川の泥が多く有り、餌となる昆虫もいるということがツバメにとって良い環境であることを考えると、都心であっても昔からある町並みや川の流れや橋の上からの木々などの景観を大切に守っていくことこそが人と生物との共生には欠かせないということがわかる。

干潟の重要性

日本の多くの海岸線は干拓や埋立事業により、干潟の消滅を引き起こしてきた。しかし干潟には多種多様な底生生物が存在する。干潟は、海洋生物の産卵・生育場所であり、渡り鳥の重要な餌の供給地であり、河川の汚水を浄化する力を持っている。川が湾内に流れ込む河口に堆積した砂泥に川と海から多くの有機物が運び込まれ、潮の満ち引きで多くの酸素が供給される。多くの有機物やそれを分解するバクテリアを食べて、プランクトン、貝類、甲殻類、ゴカイなどが成長する。こうした生物を餌にする鳥や魚が集まってくる。我々も干潟によって豊かで安全なお魚を食するという恩恵を受けている。つまり生態系の一部に属している人間がそれを壊してはいけないということだ。

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干潟と豊かな生態系の保全について真剣に考えていかなければならない。今回の五十集での熊本八代フェアでは実はこれが大きなテーマになっている。ダムの話、環境破壊、地域産業の振興と雇用などの多くの問題をスタッフをはじめ、一人でも多くの方々に知っていただきたいと思う。

 


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