旬について考える。

魚好きにとって、一年中、いろいろな魚を楽しめるのは、四方を海に囲まれたこの地の潤沢で豊富な魚種のおかげである。四季を通じて様々な種類の魚をいろいろな食べ方で工夫してきた長い歴史と文化が脈々とある。おそらく昔から海や川で獲れた魚はその地元周辺で消費されていたのであろうが、大消費地への流通の拡大や海外からの輸入の増加は都会でもいろいろな魚を食べる事を可能にした一方、『旬』というものに対する認識は一般にはあまりなくなってきているように感じる。それは野菜や果物のことを考えれば尚更の感なのではあるのだが。

旬とは何か?

『旬』は最も美味しく食べることが出来る時期のことであるが、同じ魚でも旬をはずすと駄目なものと比較的1年中美味しく食べられるものがある。地域によって寒暖差があり、獲れる場所が違うことで、同じ魚でも旬の時期が違っていたり、回遊魚に至ってはその代表である鰹などは、旬が春と秋に2回あるものもある。鱈は冬が旬というが、夏場のその身は実に美味である。だから魚は難しい。

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春先の『初鰹』はさっぱりして個人的には秋の『戻り鰹』より好みなのだが

IMG_3263イサキは産卵期と旬が重なる代表的な魚だが、冬場も美味

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天然鮎の遡上は夏の到来を告げる

豊かな魚食文化の継承と普及には、四季を感じ、旬の魚を楽しむ遊び心があればいい。


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