消費期限と賞味期限。

期限表示には、消費期限と賞味期限の2つがある。

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農水省のガイドラインによれば、消費期限とは、決められた保存方法(冷凍・冷蔵・常温・冷暗所等)で保存した食品が腐敗、品質劣化によって安全性を欠くおそれがないと認められる期限のことをいう。簡単に言うと、魚などの生もの、弁当、惣菜などいたみやすい(あしがはやい)ものを消費期限という表示にしている。期限を過ぎたら食べない方が良いもの(Use-by date)。5日以内に設定されている。

賞味期限とは、美味しく食べることができる期限で、定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。簡単に言うと、スナック菓子、カップ麺、缶詰などの比較的いたみにくい(あしがおそい)ものを賞味期限という表示にしている。おいしく食べることができる期限のことで、この期限を過ぎても、すぐに食べられないということではないもの(Best-before)。3ヶ月を超えるものは年月で表示し、3ヶ月以内のものは年月日で表示する。

期限表示は誰が、どのように決める?

以上の期限表示は原則として製造者の決定に委ねられている。メーカーの品質管理室や食品衛生協会の研究所等で、一般生菌数、大腸菌群数、食中毒菌、乳酸菌数、真菌数などの微生物検査や、pH、水分活性などの理化学的試験を厚労省、農水省の指針に基づいて行っている。一定の温度で保存した場合の官能検査(臭気、色、外観、味)をしてその食品の品質が保持される期間を決定し、通常、この期間の7〜80%に設定している。

水産物の期限表示とは?

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鮮魚の丸もの、切身もの場合、Day(加工日)+2日=3日の消費期限という表示が主流なのだが、漁獲日を加算すると、さらに産地から1〜2日以上流通に時間を費やしている。刺身になっているものは当日期限の表示になっているものが多い。

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塩干品の場合、チルド状態で販売されているものは、Day(加工日)+4日=5日間の消費期限が多く見られる。

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冷凍された丸干や、乾燥品のなかには、賞味期限として、1ヶ月から、長いものだと1年以上のものもある。いずれにせよ、決定するのはメーカーである。あくまでも消費期限、賞味期限のどちらも、開封する前の期限を表示しているものなので、開封後や解凍後は期限内であっても早いうちに食べることが必要である。

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我が家の冷凍庫から出てきた『消費期限』切れの冷凍メカジキ。加熱調理すれば、全く問題なく食べられる。ただしあくまでも自らの判断と責任で。大事なことは、普段から手に取ったり、においを嗅いだり、味をみたりして、『五感を研ぎ澄ませておくこと』なのではないだろうか。期限表示は魚の購買時のひとつの目安になるもではあるが、それだけで判断できない要素も多分に持ち合わせている。魚の消費の阻害要因になっているのは、案外、判りづらい期限表示にあるのかもしれない。

 

 


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