夏に天然ブリが売れない理由。

選挙の月は、昔から売れないというのは築地の定説なのか?土用の丑も鰻の高騰のせいか今ひとつといった感で、荷口も悪く、売れない7~8月、サンマも例年より遅く、起爆剤になる商材もなかなか見つからない現状。逆にいえば、アジ、イワシ、ブリ、ゴマサバなどの青物のなかには、価格安で上質のものも数多くある。是非使っていただきたい。

IMG_3704

北海道に北上した天然ブリはこれから秋に向けて入荷が増え、価格もお手頃。養殖魚よりも浜値が安く使い勝手がよいのだが、ブリ=冬(寒ブリ)のイメージのせいか人気がない。8〜10kgクラスは今の時期にしては身質も良好。

IMG_3702

大きいものほど良いのだが、量をこなせない方には敬遠されてしまう。四つ割りにして売ってみる。程なく完売。身質を見て、安心といったところか。ムシは尻尾の方に何匹かいたが、ほとんど影響はない。

IMG_3714

カマの部分は脂があり、焼いて食べたい。

IMG_3715

アラも残さず使い切る。炊いて良し、野菜との相性は抜群。捨てるところも少なく利益を生み出しやすい商材である。良質の商材で価格安。売れない理由はどこにあるのか?売り手の先入観や消費者との日頃からのコミュニケーションの不足によるものか?答えは明白。仕入れていないだけ。売り場に置かなければ売れないし、仕入れてしまえば、売らざるをえないのである。旬でない魚の売り方が上手い人こそが産地や卸や仲卸を味方につけて良い商売をすることが出来る。それが昔も今も変わらない築地の『定説』なのだ。

 


この記事へのコメント

現在、この記事へのコメントはありません。

コメントを残す

この記事へのトラックバックとピンバック

現在、この記事へのトラックバックはありません。

TrackBack URL

« »