養殖魚の存在。

いつもありがとうございます。築地の倉田です。最近、養殖ブリ(ハマチ)の価格が高騰しています。

デフレ経済下では低価格で安定供給の養殖魚は、回転寿司の急成長をもたらしました。売上ナンバーワンのサーモンやハマチ、エビ、鯛、カンパチ、マグロなど人気のネタが全体の7割以上養殖魚ということで、消費者の養殖魚に対する認知度や好感度が高まるとともに、生産者も品質向上のため、餌の改良、配合、魚の管理に真剣に取り組んでいます。しかし昨年来のアベノミクスがもたらした円安は、輸入魚、特に回転寿司で人気のサーモンやエビの価格上昇をもたらし、国内の養殖業者にとっては餌となる輸入魚粉の価格の急上昇と売価の低迷が経営を圧迫し、回転寿司チェーン店にとっても価格の値上げやメニューの見直しが必然となりました。例えば養殖のカンパチは天然ブリが豊漁だった昨年後半までは価格が低迷しましたが、昨年末以来、天然ブリが堅調に推移したため、価格は上昇しています。どうしても価格が天然ブリの漁に左右され、価格の乱高下を繰り返すという養殖魚らしからぬ特性があり、価格上昇によって、メニューからはずされてしまうことも多く、売上回復のためにまた値を下げるという事例が過去何度も繰り返されています。生産者や流通業者が需給バランスを考えた生産、販売計画を構築して、安定的な価格と品質の供給のために共に力を合わせていく時代が来ていると思います。


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