『氷の妖精』クリオネ。

いつもありがとうございます。築地の倉田です。ニュースでもご承知のように、1月21日(火)に北海道の網走市沿岸から流氷が確認されました。最初に確認できたその日を『流氷初日』というそうですが、昨年より9日遅い観測になりました。接岸も間近なようです。オホーツク海の流氷は、ロシアと中国の国境にあるアムール川から流れる植物性プランクトンを含んだ大量の水が凍結してできたもので、風向きによって移動をしていきます。春に向けて植物性プランクトンが増殖し、これを餌に動物性プランクトンも増え、オホーツク海は魚の宝庫となります。アザラシの子育ての場所となり、またそれらを餌に白熊や鷲などもやって来ます。流氷は生物多様性に欠かせない存在です。

流氷

 この流氷ととともにやって来るのが『クリオネ』という軟体動物(動物性プランクトン)です。

写真

築地市場に入荷していました。1瓶に3尾入っていました。水温が低い海水で生存しているので、冷却装置がある水槽がない場合、冷蔵庫で飼育します。人口海水を用意して、2週間に1回程度海水の交換が必要です。クリオネは魚ではないので、体の表面から酸素を取り込んで生きているとのことです。とても生命力が強い生き物で、絶食状態でも半年から1年は生きられるそうです。

クリオネ

羽が生えて飛んでいるように見える何とも愛らしい姿に癒されます。『クリオネ』の名はギリシャ神話の女神に由来するとのこと。

年々オホーツク海に到来する流氷は、地球温暖化の影響で減少しています。流氷の減少により生態系が変化していくことは、魚や動物はもちろん、人間にとっても深刻な問題です。

 

 

 

 

 

 

 


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